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地域情報(海外)
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2016年02月11日|
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アシカの子育てを間近で観察!
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エコツーリズムの先進地ガラパゴス諸島の最南東に位置するエスパニューラ島からツアーの見所をご紹介!
エスパニョーラ島は無人島でビジターサイトは2か所あります。
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クルーズ船で訪れることができて、沖合に停泊してからゴムボートで上陸します。
ガードナーベイは諸島内でも屈指の白砂のビーチが美しいビジターサイトで観光客が寄港する以外はガラパゴスアシカのテリトリーです。
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アシカは家族単位で一緒に過ごしています。
子供の授乳期間は2年で、一年に一頭を出産するので大きさの違う兄弟がお母さんのおっぱいを奪い合う場面もしばしば見かけます。
オスは力の強いものが一時だけハーレムの長に居座るのでお父さんは一頭だけではありません。
エサも食べずに繁殖行動に集中して力を落とすと他の強いオスに奪われます。
ハーレムを守る期間はビーチを行ったり来たり、愛を育むだけではなくて、家族を守り、敵を威嚇し、大忙しです。
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ビジターサイトには必ずナチュラリストガイドが同行するガラパゴスでは、上陸地ごとに異なる自然を実に分かりやすく解説してくれます。
ガラパゴスに来る人々の関心や疑問を満たしてくれる職業ガイド制度はガラパゴスのエコツアーには無くてはならない存在です。
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ガードナーベイの最大の楽しみは自由時間にこの白い砂浜を独り占めしたような気分に浸りながら海が楽しめる事です。
泳いでいると好奇心旺盛なアシカの子供が寄ってくることもしばしば。
稀有な自然に接しながら大海原のビーチで過ごせる格別な時間ははるばるガラパゴスに来た心の宝物として生涯忘れる事ができません。
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ガラパゴスへのご旅行は
アートツアーへ
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2016年02月06日|
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★3日続けてのハワイ情報! 今回は今岡千草様から、「黒いサトウキビ」の話題です
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ハワイに昔からある黒いサトウキビ
JALの機内誌 「‘Eheu」に「ランダム・ハワイ」として2011年1月の創刊号から1ページ担当していますが、実はこの‘Eheu、ハワイの自然に関する新しい事もいろいろ載っていて、自分の記事はさておき、読むのが楽しみの1つとなっています。

そんな中、今回1月?3月(冬号)42-45ページに心を惹かれる記事がありました。それは「ハワイ古来のサトウキビの再生と最高級ラムの誕生」というもので、そこに黒いサトウキビの写真があったからです。
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あ、この黒いサトウキビ見たことがある!! 愛犬と散歩する丘の公園に、この黒いサトウキビがあるのです。この公園はハワイの植物に造詣のある方が、ハワイ固有種をいろいろ植え、我々に教えてくれたのですが、最近は管理する人がなく、植えられていたものがどんどん枯れてしまって、残っている1つがこの黒いサトウキビだったんです。
Eheuの記事のなかでは、古代にポリネシアから持ち込まれた伝説的なサトウキビがあり、それはエアルーム( Heirloom 昔から伝えられているとか、先祖代々とか)のサトウキビで、緑、黄色、黒、ピンク、オレンジ、白などカラフルで鮮やかな色をしているとか。

数年前に、「ホールフーズ」というオーガニック専門のマーケットで、黒っぽく緑っぽいゴツゴツしたような荒削りのエアルーム・トマトにびっくりしたのが思い出されます。味は素朴で美味しかった・・・ 写真は大きいのがエアルーム・トマトで。小さいのは我が家でできたプチトマトです。
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いつかエアルーム・サトウキビを栽培している農場にいって見学・試食をしたいと思っています。ついでにそこで作っているラム酒も。そのときはまた詳細をご紹介できるとうれしいです。
今岡千草
★「エコツーブログ」では各地の旬な情報をお届けしています。 このブログには、日本エコツーリズム協会の会員の方からの情報を中心に掲載をしています。 掲載ご希望の方は、日本エコツーリズム協会事務局までご連絡下さい。 e-mail: ecojapan(at)alles.or.jp ※(at)を@にして送信
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2016年01月16日|
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西オアフに見られる古代ハワイアンの史跡 ディズニー・ホテル「アウラニ」(下写真)が脚光を浴びてから、コオリナのある西オアフにもだいぶん人が行くようになりました。でもほとんどの人はコオリナまで。そこから先は、レンタカーかバスを使わないと行かれないのと、観光地としての魅力もいまいち、あるいは治安の問題などもあってか、訪れる人が少ないのです。
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ナナクリ、ワイアナエ、マカハのビーチ沿岸沿い(下写真)から、マカハ渓谷まで古代ハワイアンの史跡やヘイアウ、ペトログリフ(岩絵)などがかなり残されている上に、伝説を継承するハワイアンも多く、実を言うと大変勉強になるところ。今回は、そこを高校時代の同級生であり、日本でクムフラとして大活躍のクウレイナニ橋本さんなどと一緒に訪れました。

一番行きたかったのは、マカハ渓谷(下写真)の中にあり、ハワイでも保存状態が大変いいという「カネアキ・ヘイアウ Kaneaki heiau」だったのです。この辺りはマカハでもセキュリティーが非常に厳しい「マウナオル・エステイト Maunaolu Estates」という中にあって、入口の門は、セキュリティーに身分証明書を見せてOKがでなければ開かないという安全性がもっとも高い所。

ところが、事前に電話してみると、「もうだいぶん前から閉まっていて入れない。」というではありませんか。でもWEBサイトで調べても、クローズしていることは書かれていません。英語のフェイスブックに、ここを訪れたら、セキュリティーの門前に「Heiau Closed」サインがあり、入れなかったというコメントをようやく見つけましたが、やっぱり現地に行ってみるしかない。
というわけで、ポイプ湾の岬の先端にあり、航海の無事を祈願したり、航海術を教える場所であった「クイリオロア・ヘイアウ Kuioloa Heiau」と、ナナクリのビーチに昔からある、石が並んだ謎の「ウレハワ(ウレハヴァ)史跡 Ulehawa Historic Site」(下写真)、そして古代ハワイアンの兵士や犬のペトログリフ(岩絵)が現存する「マウナ・ラヒラヒ Mauna Lahilahi」と呼ばれる70メートルほどの山に行き、ついでに「カネアキ・ヘイアウ」が開いていたらラッキーと思うことにしました。
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静かなポイプ湾が眺められるクリオロウ・ヘイアウ(下写真)では、クウレイナニさんにヘイアウ前で、チャントを詠唱してもらい、古代ハワイアンに挨拶してから入ったところ、現地ワイアナエの先生が、何人かの生徒を案内しレクチャーしている所に遭遇。
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しばらくお話しを聞くことができ、またワイアナエ地区のハワイアン文化や歴史を継承している団体も分かり、非常にラッキーでした。男性王族の場所であるヘイアウの一番高いプラットホームに立つと、紺碧の海から柔らかな風が吹いていてとても爽やか?!!。ヘイアウの多くは渓谷内にあり、蚊に悩まされるのですが、ここは真っ青な海とさわやかな風をうけて最高の場所にあります。
なぜ蚊が多い所にヘイアウが多いのか疑問でしょうが、昔はハワイには蚊がいなかったのですよね。白人がやってきて、万病のもとである蚊も連れてきた・・・そして、多くのハワイアンが犠牲になったのです。白人が来る前の蚊がいない頃は、山の中のほうが涼しく避暑地としても最適だったのでしょう。
さて、白い石が楕円状にしきつめられたウレハヴァ史跡(下の写真1枚目)は、15世紀から18世紀のハワイアンの史跡であるとは書かれているものの、調査はこれかららしく、そこの碑(下の写真2枚目)にも詳細はなく、「ホノルル市所有の場所であり、破壊行為を行わないように」と書かれてありました。ここもまた潮騒が聞こえるハワイらしい場所にある遺跡として、大事に残していきたいと思った次第。
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遠くから見ると、とんがり帽子のマウナ・ラヒラヒ(写真4)は、登山道にはいる門が閉まっていて入ることができませんでしたが、門の間から中を覗くとさびれていて、あまり手入れがされているような感じではなく、ペトログリフがどうなっているかちょっと心配・・
帰りにマカハ渓谷の奥にあるカネアキ・ヘイアウによりましたが、門番のセキュリティーの話では「石垣の崩れと、破壊行為でヘイアウが壊され、1年以上前から閉鎖されたままになっている。」とのこと(下写真)、遠くからでもいいから中に入って拝ませてもらえないかという希望もかないませんでした。
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機会があれば、今回お会いしたワイアナエ・コミュニティーのハワイ文化や歴史の存続のために働いているNPO財団の方々にお会いしてもっと詳しく聞きたいと思いました。こういった財団があることが分かっただけでも、今回の散策は有意義なものとなりました。
今岡千草
★「エコツーブログ」では各地の旬な情報をお届けしています。 このブログには、日本エコツーリズム協会の会員の方からの情報を中心に掲載をしています。 掲載ご希望の方は、日本エコツーリズム協会事務局までご連絡下さい。 e-mail: ecojapan(at)alles.or.jp ※(at)を@にして送信
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2015年12月23日|
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2015年6月21日タイ研修3日目の午後
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モン族の集落を訪問
Home Phu Toei River Kwai Resort から歩いてモン族の集落へ。

およそ30分の道のりには、第二次世界大戦時に旧日本軍が残していった戦跡や、歴史を語る展示などがあり、平和な時代に生まれたことへの感謝と、二度と起こしてはならないという戒めの気持ちが去来します。
歩きやすい平坦な道を2キロほど歩くと、80名程が暮らすモン族の集落に到着。
この集落のモン族の人々は30年程前にミャンマーから移り住んだそうで、集落内にはミャンマーにあるゴールデンロックを模した金色の大きな岩が祀られていました。

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ガイドさんの案内で、ある家族のお宅を見せて頂きました。
1組の夫婦と2人の子どもと、祖父母の6人家族です。お嫁さんのカリヨンさんにお話を聞くと、ご主人とは10数年前にお見合いで出会い結婚されたそう。お台所では、おばあちゃんが今晩の夕食用のお魚を切っていました。

カリヨンさんと、ご主人

夕飯の準備をするおばあちゃん。
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二人の子どもは、モン族の学校に行って不在でした。モン族の子ども達は平日はタイの学校に通い、土日は集落内にあるモン族の学校でモン語や英語を習うそうです。
集落の中はとてもきれいに掃除されていて、森の中に適度な光が入るほどの道があり、とても過ごしやすそうでした。

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小学校を訪れるとそこには子ども達がたくさん! 黒板にはモン語と英語の表記がありました。

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小さな可愛らしいサンダルがきれいに揃えられています。
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これがモン語のあいうえおです。
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売店では観光客向けにお土産を販売
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のんびりとした平和な時間と空間に癒されます。
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集落を抜けるとそこには川に浮かぶコテージが見えてきます。

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ここは、River Kwai Jungle Raftsというホテルで、なんと電気が来ていません。
ということはランプに灯す明かり以外、外は真っ暗ということ。
自然に溶け込み、人工的な明かりの無い所で、自然のサイクルに身を任せ、ひとときを過ごすのも良いかもしれませんね。

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お部屋の中
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川を眺めながらランプの灯りで食事なんてのも良いものですね。
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2015年12月22日|
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2015年6月21日タイ研修3日目
カンチャナブリ、リゾートを拠点とした様々なアクティビティ
カンチャナブリは、第二次世界大戦時に旧日本軍が敷設した泰緬鉄道や川にかかる橋を見に多くの人が訪れる観光地です。泰緬鉄道には今も乗ることができ、川沿いの車窓を楽しむことができます。多くの日本人はバンコクから日帰りで訪れますが、カンチャナブリにはまだあまり日本人が知らない穴場スポットがあるのです。

部屋からの眺め
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Home Phu Toei River Kwai Resortでジップラインに挑戦
Home Phu Toei River Kwai Resortは、周囲を森に囲まれたクウェイ川沿いにあるリゾートで、1棟に1部屋のヴィラタイプです。バンコクからは車で3時間程。マイカーが無くてもリゾートに申し込めば、バンコクから送迎(片道約17,500円)してくれます。
ここでの滞在の魅力は、何といっても部屋から望むクウェイ川の流れと緑の深い山々です。周りに人工物は何も無く、自然の音だけを楽しむことができます。 ウッドデッキで静かに過ごすのもいいし、もっとアクティブに過ごしたい方にはカヌーや筏下りなど様々なオプションがあります。
おすすめは、リゾートの敷地内にあるツリートップアドベンチャーパークで体験するジップライン。ジップラインは日本でも人気急上昇中のアクティビティです。
木と木の間に張られたワイヤーロープを滑車で滑り降りるスリリング満載のアクティビティです。大人向けのアスレチックといった所でしょうか。約2時間かけて20数か所のポイントを通過していきます。途中で引き返すことはできないので、一度決めたらやりとげなければいけません。最後は池の上を通過するロングジップ。100mはあるながーいワイヤーを一気に滑り降りれば、気分は鳥のよう!緊張感と爽快感で、脳みその中にあった細かいことは吹っ飛びます。
料金は800バーツ(約2800円)ほど。
http://www.homephutoeyriverkwai.com/

1棟1部屋のヴィラタイプ

豊かな自然の中で、快適に過ごせるお部屋

樹の間を縫うようにロープに滑車をかけて一気に滑ります。

これが最後のロングジップ。池の上を渡ります。

最初はちょっと怖かったですが、やってみるとけっこう簡単。思い切って挑戦してみることをおすすめします。
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最後にガイドの皆さんをパチリ。
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2015年12月21日|
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2015年6月20日タイ研修2日目
サムット・ソンクラーム県、バンパップコミュニティの取組

集落内を自転車で巡る
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タイの一村一品運動
バンコクから車で2時間程のサムット・ソンクラーム県のバンパップコミュニティでは、ライチやザボン、ヤシなどの農産物の生産と加工を行いながら、それらの収穫や加工の体験をツアーとして実施し、多くのタイ人が訪れています。
集落内には、「炭工房」、「お菓子工房」、「ソムオー果樹園」など、体験を提供するいくつかの拠点があり、そこを自転車で巡ることができる仕組みになっています。中でも、バンパップコミュニティのザボンは美味しいと評判で、一村一品運動の象徴となっています。
取組は今から38年前、1977年にスタートしました。きっかけはバンコクなどから買い付けにくるバイヤーに農産物を買いたたかれたことでした。このままではいけないと当時28歳だった、バンパップコミュニティ代表のソムソンさんは、友人らと団結し、農産物の質の改善や、収穫の効率化、無農薬化などに取り組み、ザボンを始めとする果物の名産地として取り組んできました。
以前は、ザボンは年に1回の収穫でしたが、土壌の改良などで年に4回の収穫を成功させています。ザボンは赤ちゃんの頭くらいの大きさがあり、甘酸っぱい柑橘系の果実で、お菓子を始め、サラダなど様々な料理に使われています。だいたい1個80バーツほど。
現在は県の観光部署のサポートを得ており、自転車で巡る際のサインなども整備され、集落全体を見てまわることができます。国内の学校などの団体の利用も多く、1日に300人の受入を行うことができます。
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外国人の受入はまだこれからとのこと。
日本の里山におけるエコツーリズムの取り組みと重なりました。

代表のソムソンさん。ザボンの果樹園で。

お寺など、集落の中をのんびりサイクリング
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