★ハワイから旬のおたよりが届きました!
ドクタービーチが選んだ全米トップのビーチ「ラニカイ(Lanikai 天国の海)」を眼下に眺めよう!! ラニカイの海に浮かぶモクヌイ島(Moku Nui 高さ69m)とモクイキ島(Moku Iki)合わせて2つ島(Moku Lua 高さ46m)がエメラルドグリーンのラニカイの海に美しく浮かぶ光景が見られる場所にご案内しましょう。
 七つの青さを持つラニカイの海に、庭が広く取られたラニカイの住宅が木々の間から見え隠れ、そしてビーチ際にはたくさんのヤシの木が散在し、ビーチにはカヌーが点在しているという南国ムード満点の光景。
家々をじっくり見ていくと、広いテニスコートがあるものや、カヌーを置いてある家など、見ているだけで興味深いものがあります。 この光景をぜひ皆さんにも味わっていただきたいと思うのですが、何せラニカイ・・・遠い上に、ハイキングコースはかなり難所があります。ダイアモンドヘッドのように整備されていない生のトレイルで、しかも・・・急な勾配と岩や溶岩、滑りやすい赤土の土壌が行く手を阻みます。そんなところですが、行ったら病みつき。なぜって、景色が素晴らしいんですもの。 ラニカイにはいり、ミッドパシフィック・カントリークラブというメンバー制のゴルフ場入口を目指すと、門が見えてきます。その門の向かいにあるカエレプル・ドライブ(Kaelepulu Drive)という道を登っていくと、Pillbox(ピルボックス)ハイキング・トレイルというサインが見え、右に登山道があるのです。 この登山道にはいってすぐから厳しい難所がスタート。右手にフェンスが見えますが、この急な斜面を滑らぬように足元に気を付けながら登っていきましょう。特に雨が多い冬場は、滑ること滑ること。汚れてもいい服装で、また滑りにくい靴を忘れずに。このトレイルには雨宿りできるような大きな木がないので、雨雲が見えるようなら、ウインドブレーカーも持っていきましょう。
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 雨が降るとベチャベチャぬかるみになり、よけい滑りよくなるし、降らなくてもズルズル滑るしで、どちらにしても、登山道から5?10分ほどは足場を見ながらの、格闘となります。しかも急で足場が狭いときているので、一歩一歩足がしっかり収まるところを探しながら登らなくてはなりません。 地元の人は草履で上がっているのも見受けますが、我々は底がしっかりとあるスニーカーじゃないと無理。きついキツイといいながら横をみると、大きな犬も小型犬も、そして小さな子供も登っていて、追い越していくのです・・・・

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我々リタイアー組の足で10-15分ほど歩くと、そこは真っ青なラニカイが見える180度以上眺望が開けた場所にやってきます。素晴らしい眺め!!それから先はずっとラニカイビーチが見え続けっていうのがこのトレイルのすごいところ。
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この場所から沖合に見える2つの島は、どちらもハワイ州によって海鳥の保護地区とされ立ち入り禁止となっているもので、島には海鳥の巣がおおくみられます。昼間のみカヤックで左に見えるモクヌイ島のほうに行けるとのことです。 火山の先だけが出ている島で、大きいモクヌイ島で全長305mX幅244m、小さいほうのモクイキ島は267mX213mという狭さ。その島をずっと眼下に収め続けながら登るという、道はきついがとても魅力的なトレイルです。途中は道がいくつかに分かれていますが、どれをとっても上に行くことができますが、蛇行しながら登る穏やかな道もあれば、ロッククライミングもどきの険しい直線道などあり、選択はあなた次第!! 大きく開けた所でちょっと休憩し、頂上の方を見ると、まだまだ登山は続きます。
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ゴツゴツした岩肌と日陰のない尾根伝いの狭い道、夏場は陽をまともに受けますが、海から風が吹き付けてとってもさわやか。強風の時は吹き飛ばされるのではないかとちょっと心配なくらいです。今年は雨が多かったので夏でも山が緑になっていますが、通常だと、草はもっと枯れて茶色、冬場は緑となります。

岩の足場が悪く、知らない人ともお互いに助け合いながら登っていくのがこのトレイル。ピルボックス(トーチカ)は2つあるのですが、最初の1つ目が見えてきました。このトーチカはいたずら書きが至る所にされていて、遠くから見ると掘っ立て小屋のようにも見えますが・・・・ 最初のピルボックスに到着。パノラマビューでまさに絶景!!でもこのトーチカは第二次世界大戦の時のもので時代がたっていること、また潮を含んだ海風でコンクリートも鉄筋もだいぶん朽ちててきており、支柱が今にも崩れそうで危ないので、登らないようにという警告が地元の新聞載っていました。登っているところを見つかると罰金の対象にもなるとか・・危ないので絶対登らないでくださいね。
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 登山道からここまで、私の足で30分。登り道があまりにも急だったので帰りが心配で、私はここでUターンすることにし、若い友達二人はそのまま2番目のトーチカ目指して頑張りました。
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一緒に来た犬たちも、3歳の子供をつれた女性たちも、2つ目のトーチカがある頂上まで行ったと、友達から聞いたので、次回は完頂したいと思いますが、この登山道は、最初の10-15分なんとか我慢して登れば、ラニカイの素晴らしい眺望が見られる場所にいけるというのがいい。ここまででも十分登ったという達成感を味わうことができますが、下山もきついのでご注意を。
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ピルボックス・トレイルの正式名称は、カイヴァリッジ・トレイル(Kaiwa Ridge Trail)で、高さ172メートルの頂上のトーチカからは文句なしの360度のパノラマビューが見えるとか。2つの島以外に、ラニカイビーチ、カイルアビーチそしてワイマナロの山々にゴルフ場やビーチ周辺の住宅などが見られる素晴らしい眺めです。 ただしこの辺りは、駐車場がなく、住宅街の道路脇に止めなければなりませんが、ラニカイビーチに来る人の車が多いので、パーキングを見つけるのが一仕事。入山料は無料で、登山時間は1時間から1時間半で見てください。途中まででも達成感のあるトレイルで?す。
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ラニカイに来られた折は、このピルボックスのことを思って、登らなくても山のほうを見てください。もしかしたら、ピルボックスが見える場所にいるかもね?!! 今岡千草
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