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Home エコツーブログ エコツアー体験記 坂戸城跡でカタクリをはじめ春の山野草との出会いを楽しんできました。(新潟県)
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坂戸城跡でカタクリをはじめ春の山野草との出会いを楽しんできました。(新潟県)

テーマ: エコツアー体験記
2015年05月26日|

坂戸城跡でカタクリをはじめ春の山野草との出会いを楽しんできました。(新潟県)

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GW前半の休日を使って、新潟県南魚沼市の坂戸城跡(坂戸山)に行ってきました。天地人ゆかりの山城として知られる坂戸山は、標高634m、山麓から山頂までの高低差400m程度のハイキングや軽登山にぴったりの山で、地元の方にとっては東京でいう高尾山の様な存在かと思います。今回は湯沢里山クラブの高橋さんに案内していただき、この地で有名な「カタクリ」をはじめとする春の山野草との出会いを楽しんできました。

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カタクリ【片栗】(ユリ科カタクリ属)[英名:Dogtooth violet]
坂戸城跡の山麓付近にあるカタクリの群生地。斜面一面を覆い尽くすカタクリは、さすが見応えがあります。

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ショウジョウバカマ【猩々袴】(ユリ科ショウジョウバカマ属)[英名:Japanese hyacinth]
カタクリほどではありませんが、ショウジョウバカマもところどころ群生していました。

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イワウチワ【岩団扇】(イワウメ科イワウチワ属)[英名:Nippon Bells]
登山道に沿ってずっと咲いていて、可憐な桃色の花が、常に目を楽しませてくれていました。

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イワナシ【岩梨】(ツツジ科イワナシ属)[英名:Trailing Arbutus, Mayflower, Ground Laurel]
6月には実がなり、それが梨のように甘酸っぱく、とても美味だそうです。

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シュンラン【春蘭】(ラン科シュンラン属)[英名:Riverstream orchid]
まさに春に咲く蘭で、カタクリと並ぶスプリングエフェラメルの代表種。山菜として、茹でて酢の物にしたり、塩漬けにしてお茶にしたりできるのだそうです。

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タムシバ【田虫葉】(モクレン科モクレン属)[英名:willow-leafed magnolia、anise magnolia]
パッと見はコブシ【辛夷】とよく似ていますが、その見分け方は簡単。先ず木が一本立ちしていればコブシ、株立ちしていればタムシバ。更に花の中央(雄しべ部分)の色が黄色ならコブシ、赤色ならタムシバです。

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坂戸城跡(坂戸山)の山頂付近から景色。近くには八海山や巻機山があり、遠くには谷川岳などが望めます。

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山麓のカタクリは栽培種だけど、山頂のカタクリは野生種だろうとのこと。山麓のカタクリのように一面を覆い尽くすような迫力はありませんが、比較的苛酷な環境下で一生懸命咲いている姿にむしろ惹かれました。

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這いつくばって一枚パシャ!

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早春ということで、ところどころ雪も残っていましたが、普通のトレッキングシューズでも十分対応できました。登りでは足元の山野草を見て楽しみ、下りでは魚沼産コシヒカリの産地「魚沼平野」を眺めながらの下山でした。

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オオイワカガミ【大岩鏡】(イワウメ科イワカガミ属)[英名:Fringed Galax、Fringed Bells]
午前中はまだ蕾だったオオイワカガミが、日中の暖かさで午後には開花を始めていて、季節の変化を垣間見る絶好の機会となりました。

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湯沢里山クラブの高橋さんは、最近地元で若手の育成も行っているそうです。その際には「植物の名を覚える時は、種名だけでなく科名や属名なども意識すると、より深い理解につながるよ。」とアドバイスしているそうです。試しに今回紹介する花名にも科名・属名などを加えてみると、元々良く似ているコブシとタムシバ以外にも、カタクリとショウジョウバカマ、イワウチワとオオイワカガミなどが、それぞれ仲間(近縁種)であることがわかり「なるほど?」と思いました。点だった知識が線として繋がり、それがやがて面になっていくような感覚というのは、何とも楽しいものですね。

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【関連リンク】

○「湯沢里山クラブ」のエコツアーについて
http://www5.plala.or.jp/sikiyuzawa/
○「坂戸城跡」について
http://www.m-uonuma.jp/spot/muikamachi/spot_m_sakadojo.html

※「坂戸城跡」は、最近観光業界で注目を集めている南魚沼市美少女観光パンフレット「美女旅」でも2度紹介されています。
○Bijo-tabi Vol.1 No.3 
http://mixpaper.jp/scr/viewer.php?id=5057fddfec196
○Bijo-tabi Vol.3 No.3
http://mixpaper.jp/scr/viewer.php?id=51efdbd7a5cc6

 
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