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地域情報(国内)
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2015年10月03日|
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★日本エコツーリズム協会のインターン、荒井恵理さんからのレポートです。
こんにちは。 前回に引き続き、全国唯一の飛び地の村「北山村」についてお話させていただきます。 今回のテーマは「全国唯一!観光筏(いかだ)下り」です。
夏の北山村といえば、「観光筏下り」が欠かせません。 関西のニュースでは、夏の風物詩として筏下り解禁のニュースが流れるのだとか。
 (北山村HPから)
北山川の全長6kmの道のりを1時間10分で進んでいきます。 お客さんの頼みの綱は手すりとライフジャケットのみ!ちょっとスリリングなアトラクションです。 この筏下りはもともと観光用ではなく、材木を運ぶためのものでした。 古くから熊野の材木は良質で、資材として大変重宝されました。しかし、整備された道路もなかった北山村では、切り出した木材を筏の形に組んで村を流れる北山川から、下流の新宮まで材木を運んでいました。また北山川は急流の多い川であったため、筏師のレベルも高かったようです。 時代の流れとともに道路の整備が進むと、材木の輸送手段はトラックへと変わり、1963年をもって材木を流すための筏下りは姿を消しました。と同時に筏師として生活していた人たちも村を去って行ってしまいました。 しかし、村を支えてきた筏下りを途絶えさせまいと1979年に観光用として筏下りは復活しました。 残った筏師たちで、後継者を育成するために県内県外から募集をかけ、現在14名の筏師たちが活躍しています。 新しい担い手たちとともに、以来30年近く、筏下りは北山村の文化と誇りを守ってきました。 今では年間約6000人が筏下りを体験しに、各地から北山村へ遊びに来てくれます。 ワイルドでかっこいい筏師さんたちの竿・櫂さばきをぜひ間近でご覧ください。 お気に入りの筏師さんをぜひ見つけてくださいね!(^^) 筏下りは完全予約制で、夏期限定(5月?9月)となっております。 http://kankou.vill.kitayama.wakayama.jp/ikada/ さて次回は「へんな果実?じゃばら“」のご紹介です。
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