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地域情報(国内)
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2015年04月02日|
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菜の花は実は・・・

長野県北部・飯山市は雪と寺のまちと言われています。3月14日に北陸新幹線・飯山駅が開業し、東京から約2時間、金沢から約1時間とぐっと近くになりました。森からは小鳥のさえずりが聴こえるようになり、冬芽も日に日にふくらんできて、春が近いことを感じることができます。 唱歌「朧月夜」は飯山の風景をモチーフにしたと言われています。菜の花畠に、入日薄れ・・・。5月の連休前には千曲川沿いに一斉に菜の花が咲きます。青空と菜の花の黄色、信越トレイルがある関田山脈の残雪の白。まもなく美しい彩の季節を迎えます。 さて、菜の花というと多くの方が菜種油用のアブラナをイメージされると思いますが、飯山の菜の花は実は漬け物として有名な野沢菜なんです。漬物になる野沢菜は、9月に種を撒いて、11月に収穫をして漬け込みますが、花を咲かせるには、収穫しないで春までそのままにしておきます。 雪が降ると漬け物にする葉っぱは枯れて、地下の蕪だけになります(野沢菜は蕪ができるというのもあまり知られていないかもしれません)。雪解けとともに新しい葉が生えてきて、葉の中心から茎(とう)が伸び、約3週間で菜の花が咲きます(葉の中心から出るとう立ち菜も大変美味しいのです)。 千曲川沿いの国道117号線沿道(フラワーロード)には地域の方々が植えた菜の花と、市民オーナー制によって植えられた桜が咲き、本当に美しい景色をご覧いただけます。この景色を眺めながら、ゆっくりと川を下っていくカヌーツーリングが信越トレイのビジターセンターなべくら高原・森の家(電話0269-69-2888)で企画されています。北陸新幹線・飯山駅発着でレンタルや地元の食材を使ったお弁当、温泉入浴券付なので、着替え等さえ持って来れば手ぶらで楽しめます。詳しくはなべくら高原・森の家のホームページ(http://www.nabekura.net/topics/2015/03/post-16.html)をご覧ください。 また、飯山駅1階にある信越自然郷アクティビティーセンターでは、トレッキングシューズ、レインウエア、ザック、寝袋などもレンタルできるほか、Bianchiのロードバイクのレンタルもあります。トレッキング、カヌー、自転車。様々な形で里山の自然を楽しめる飯山へ、ぜひお越し下さい。
信越トレイルクラブ 片平

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